登録販売者試験や薬剤師国家試験で頻出の“かぜ薬・鼻炎薬に含まれる抗ヒスタミン成分”を整理しました。
かぜ薬や鼻炎薬に含まれる抗ヒスタミン成分は眠気の副作用が試験でも狙われます。この記事ではクロルフェニラミン、ジフェンヒドラミン、クレマスチン、カルビノキサミンをゴロ『くじ引くか』で効率的に覚える方法を解説します。
語呂合わせ

成分・作用の解説
クロルフェニラミンマレイン酸塩
代表的な第1世代抗ヒスタミン薬。鼻水・くしゃみを抑えるため、かぜ薬や鼻炎薬に最も広く配合されています。眠気や口渇などの副作用があるため、服薬時の注意が必要です。
代表的な配合製品:コンタック600プラス、パブロンSゴールドW、アレルギール錠 など
ジフェンヒドラミン塩酸塩
抗ヒスタミン作用に加えて中枢抑制作用を持つため、眠気が非常に強い成分です。かぜ薬や鼻炎薬のほか、睡眠改善薬や乗り物酔い薬にも使われます。副作用を逆に利用して「不眠改善」に用いられる点は試験でも重要です。
代表的な配合製品:ドリエル(睡眠改善薬)、ナイトール(睡眠改善薬)、新コンタックかぜEX など
クレマスチンフマル酸塩
第1世代の抗ヒスタミン薬で、かぜ薬や鼻炎薬に使用されます。抗ヒスタミン作用が比較的強く、眠気の副作用も出やすいため注意が必要です。
代表的な配合製品:プレコール鼻炎カプセルEX、クレマスチン鼻炎カプセル(ジェネリック系OTC)など
カルビノキサミンマレイン酸塩
かぜ薬や鼻炎薬に配合される第1世代抗ヒスタミン薬で、クロルフェニラミンやクレマスチンと同様に眠気や抗コリン作用(口渇・排尿困難など)に注意が必要です。
代表的な配合製品:パブロン鼻炎カプセルSα、アルガード鼻炎内服薬 など必要です。ドラッグストアでは成分名を見落とされがちですが、登録販売者試験では頻出の成分です。
まとめ
【くじ引くか。】
- くじ → く(クロルフェニラミン)
- じ→(ジフェンヒドラミン)
- く → く(クレマスチン)
- か → か(カルビノキサミン)
かぜ薬・鼻炎薬に配合される抗ヒスタミン成分は、クロルフェニラミン・ジフェンヒドラミン・クレマスチン・カルビノキサミンの4つが中心です。いずれも第1世代抗ヒスタミン薬であり、眠気や抗コリン作用が強いため、試験では「副作用」や「運転注意」の点が頻出です。
ゴロ「くじ引くか」を使えば、一度に4成分を効率的に整理できます。
また、ドラッグストアなど実務の場でも「この薬は眠くなりますか?」という質問は非常に多く、正しく答えられることが信頼につながります。試験対策と実務知識を兼ねて、ゴロで確実に覚えておきましょう。