登録販売者試験や薬剤師国家試験で頻出の「生薬コウカ(紅花)」を覚えるゴロ(語呂)「効果は火消し」を紹介します。冷え性や血行不良など、血の巡りに関わる問題に使われる代表的な生薬の一つ。試験対策にも実務にも役立つ暗記法です。
語呂合わせ(ゴロ)

成分・作用の解説
🔹コウカ(紅花)の基礎情報
コウカはキク科ベニバナの花から得られる生薬で、血行促進作用・鎮痛作用・通経作用を持ちます。主成分は**カルサミン(Carthamin)**などの色素成分で、血液循環を良くする働きがあります。
🔹主な作用
- 血行を促進し、体を温める
- 冷え性・月経不順・血色不良の改善
- 末梢循環の改善による肩こり・腰痛の緩和
🔹副作用・注意点
- 妊娠中は流産の危険があるため使用注意(通経作用による)
- 過剰摂取は出血傾向を悪化させる可能性
🔹代表的な市販薬
- 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん):血行を整え、冷え性や月経不順に
- 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん):瘀血を改善し、のぼせや肩こりに
- 婦人薬「命の母」シリーズなどにもコウカが配合されることがあります。
🔹補足情報(試験対策ポイント)
登録販売者試験・薬剤師試験ともに、「通経作用を持つ生薬群」として問われやすいポイントです。
他に同類の作用を持つ生薬:トウキ、センキュウ、シャクヤクなど。
「婦人薬」「血の道症」に関連する出題も頻出です。
まとめ
【効果は火消し】
効果→コウカ(紅花)
火→冷え性
消し→血色不良
コウカ(紅花)は「血行促進・冷え性・血色不良」に効果を持つ代表的な生薬。ゴロ「効果は火消し(語呂:コウカ→冷え性・血色不良)」で、用途と作用を一緒に暗記しましょう。登録販売者試験や薬剤師国家試験での得点アップに加え、実務でも患者さんへの説明に役立つ知識です。







